2016年の電力自由化によって、家庭で発電した電力でも自由に企業や個人に売ることができるようになりました。また各電力会社で電気料金が値上げされたこともあり、光熱費削減のために太陽光パネルを設置した、または導入を検討しているというご家庭も増えたのではないでしょうか。
では太陽光発電にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
まず最大のメリットは、自分で使う電気を自宅で作ることができるということです。これだけでも光熱費はかなり抑えられますが、さらに自宅で発電した電力で余剰した分は売ることができます。電力自由化で様々な企業が電力の買い取りを実施していますので、買取価格の高い企業と契約すれば、余った電力を高く売ることができるかもしれません。
太陽光発電はソーラーパネルを使った発電ですから、火力発電のように発電の際にCO2などの温室効果ガスが発生するということもありません。環境にやさしい発電方法ですから、ソーラーパネルを設置すると補助金を出してくれる自治体もありますので、設置費用を節約できる可能性があります。
対してもちろんデメリットもあります。
まずどのような家でも設置できるというわけではありません。太陽光パネルを設置するのに適した屋根は効率の良い発電ができますが、そうではない屋根にパネルを設置すると、発電効率が悪くなり、発電できる電力が少なくなります。また屋根に負担がかかりますので雨漏りなどのリスクが出てしまいます。
次に、太陽光発電は発電量がとても不安定です。日が落ちる夜間は発電も蓄電もできないことは当然ですが、加えて雨天時や曇天時など、太陽光が弱くなる天候時には、発電量が少なくなってしまいます。
なによりも最大のデメリットは、ソーラーパネルは初期投資が高いということです。一般的な家庭の屋根に設置する場合は150万~200万円程度かかり、この費用を回収するには、余剰電力を売ったとしてもかなり長い年月を必要とします。また一旦パネルを設置すればずっと使えるというわけではなく、初期投資に加えて定期点検や保険などでメンテナンスのための費用も必要となってしまいます。
先ほど述べたような、あまり太陽光発電に適さない屋根にパネルを設置してしまうと、最悪の場合、投資した費用を回収できないという事態にもなってしまうのです。
以上のようなメリットとデメリットをふまえた上で、環境にやさしい太陽光発電を賢く利用したいものです。